第1回メグロキャノンボール烏山のレポート

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2021年11月7日(日)に、第1回メグロキャノンボール烏山が開催されました。

 

SNSなどを通じて、開催が大きく拡散していただいたことで、主催者側の想像を超える盛り上がりとなりました。

遠くは秋田県、新潟件、高知県、そしてなんと岡山県(自走)で参加してくださった親子もいらっしゃいまして、集まったメグロは80台近く。

その他の車両も合わせると、300台近くが那須烏山市 山あげ会館へ集結し、盛大なイベントとなりました。

 

 

開催の経緯

もともとパイオニアランジャパンの参加者でありました、那須烏山市在住の山田佳之さんが、

「目黒製作所の工場があった那須烏山市で、メグロのイベントが行えないか?」

というアイデアを提案してくださいました

もともとメグロ・W1などの古い車両のエンスージアスト出会った山田さんは、「メグロの聖地」としての那須烏山市の存在を広く訴えたい、那須烏山市を盛り上げたい、という気持ちを強く持っていらっしゃいました。

その思いを汲んだパイオニアラン事務局が、開催に向けた告知・準備などを進めさせていただきました。

 

またなんと言っても、那須烏山市の「大歓迎」というべき受入れ体制を取っていただけたことが、開催に向けて大きなはずみとなりました。

山あげ会館の敷地を借用させていただいたこと、ならびに商工会様やボランティア団体様までもが全面的に協力をしていただき、大変スムーズに準備をすすめる事ができました。

大変心強かったです。ありがとうございました。

 

 

 

開場直後の様子

新型コロナウイルスの状況が気がかりだったのですが、10月末には栃木県、ならびに全国的な緊急事態宣言も解除されました。

さらには直前まで不安定と思われていた天候も、これ以上ない秋晴れに恵まれました。

 

朝早くからメグロを始めとしたバイクがたくさん集まり、普段物静かな町に小気味良い排気音が響き渡りました。

一般車道として使われている山あげ会館前の道路ですが、そこを通る地元の方も「何事か?」と驚いた表情を見せていらっしゃいました。

 

 

集まったメグロは、最終的には延べ80台以上。

メグロ以外の車両でも、モンキーやカブ、ハーレーのサイドカーなど多種多様な車両がやってきて、その数は300台近くとなりました。

当初計画していた芝生の駐輪スペースにバイクが入らなくなり、急遽バス駐車場と、山あげ会館の倉庫スペースを臨時駐輪場として割り当てました。

見学者も含めると1000人以上を集客する、まさに大イベントとなりました。

 

 

フォトレポート

当日の模様を収めた写真を掲載し、解説をはさみながら紹介してまいります。

まずは開場直後の様子から。

 

朝早くに来場していただいた、秋田からのメグロ。

 

 

開催前から会場やパレードランルートの清掃・ルート案内をしてくださった、那須烏山市のボランティア団体「K·D·CREW」(ケーディークルー)様と、バイクショップ CROWS様の方々。

本当にありがとうございました。

 

 

続々と集まる車両たち。

 

大小問わずたくさんのメグロたちが、落ち葉が積もった芝生の上を、複数の列をなして並んでいました。

 

開場の配置としては、山あげ会館側をメグロのスペースとし、その反対の住宅側は他社のバイク駐車スペースとして設定しておりました。

 

 

メグロ以外の車両でも、新旧のバイクたちが溢れ、至るところに「往年の銘車」と言えるバイクが咲き乱れていました。

 

 

 

新旧メグロの共演も実現しました。

 

 

開会式

午前11時になると、参加者様は弓矢モニュメントのそばに設置されたステージに集まっていただき、開会式を執り行いました。

 

 

那須烏山市長・川俣純子様のご挨拶。

ご本人もバイクの愛好家で、メグロを始め、戦前のモトグッツィなども保有されていらっしゃいます。

メグロをテーマにしたイベント・地元の振興は常に考えていらっしゃったようで、今回念願がかなったとのありがたいメッセージを頂戴しました。

 

遠方からご参加いただいた方など、5名に記念品を贈呈させていただきました。

 

 

参加者の皆様方と、記念写真を撮影しました。

 

 

 

 

パレードランの様子

メグロが一同に走る、パレードラン(ショートツーリング)を実施しました。

風光明媚な那須烏山市の那珂川の周辺を走るルートです。

 


ルートのGoogle MAPのリンクはこちらをクリック

 

ルートの各交差点には、先述のボランティアスタッフの方々に立っていただき、準備していただいたフラップで道案内をしていただきました。

 

 

パレード準備のアナウンスとともに、赤絨毯の近くに、続々と車両が集まりました。

すべて実働車です。

これからパレードに走ります。

 

「メグロ3人娘」と銘打った、3人の女性メグロライダーの皆様に、先陣を切ってスタートしていただきました。

1人目は、ご夫婦でメグロに乗られている福島県からの参加者様。

 

「メグロ3人娘」の2人目は、YouTube「ぶーチャンネル」でメグロやラビットの動画を配信している旧車趣味界の有名人。

 

「メグロ3人娘」の3人目は、今年バイクの免許を取り、初めてのバイクがメグロS8(右チェンジ)と言う驚きのキャリア。

 

 

自己紹介と車両名を述べていただき、パレードへ出発するという形式で、様々なメグロが次から次へと出発していきました。

 

 

 

 

 

 

遠来賞

パレードランの終了直前に間に合われた、スタミナZ7にのってはるばる岡山県から自走で来場された父子。

本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございます。

 

 

 

その他、会場の様子

会場の様子を伝えるべく、写真にてレポートしていきます。

 

 

 

会場で素晴らしいジャズや歌謡曲を演奏いただきました、地元の「石の蔵ビュースタジオ」で活動されるジャズバンド「土谷マスオと仲間たち」の皆様。

最高のムードを演出してくださいました。

 

川俣市長が保有されている、モトグッツィ スポーツ14(500cc)。川俣市長の祖父が昭和4年に購入されて以来、現在も動態保存されています。

法衣を纏われているのは、那須烏山市でメグロ愛好家の間でその名が知られている、一乗院の前住職・磯淳昭さん。

 

先日復刻された、カワサキモータースのメグロ・K3のプロモーションビデオにも登場されています。

 

 

 

国宝級の展示車。

1957年の第二回浅間火山レースに出場し、500ccセニア級を征した一台と言われているメグロRZ。

そのレースに出場した、本物の車両。

 

1959年のメグロYA アーガス

350cc OHCエンジンを積んだ革新的メグロだが、市場に受け入れられずに短命に終わったモデル。

 

 

 

戦前型の名残を各部に残す1952年メグロZ3

 

こちらのZ5は、先のPVに登場した車両です。

 

 

 

 

 

 

 

当時受注生産で用意されていた、特別色を再現したスタミナZ7。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に

当日ご参加いただいた皆様、ご協力くださいましたすべての方々に対し、感謝を申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

今後も継続的に開催していけるよう、関係者一同努力してまいります。

 

画像提供:(一社) 那須烏山市観光協会

 

↓モーターサイクルのWEBメディアモーサイ様に、イベントレポートの記事を書いてくださいました。

おかえりなさいメグロの故郷へ──目黒製作所の工場があった那須烏山市にメグロ80台が集結!「メグロキャノンボール烏山」

 

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One Response to “第1回メグロキャノンボール烏山のレポート

  • トクマ
    2年 ago

    素晴らしいmtgでした、スタッフの皆様に感謝します烏山の名物行事になるといいですね。
    こんなに元気なメグロが集まるとは驚きです。

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