2019年 第35回大会の様子

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元号が令和に変わってはじめての、第35回パイオニアラン。

天気は快晴。5月とはとても思えない、35℃近い真夏日の中、無事閉幕することができました。

本当にたくさんのバイク・発動機・そして見学の方に集まっていただきまして、本当にありがとうございました。改めまして感謝申し上げます。

 

 

多数の参加者に恵まれました

2012年からろまんちっく村でパイオニアランを開催するようになって、8年が経過しました。

その中で、最も参加人数が多かったのではないかと思います。

 

当日受付していただいた方は150名以上。見学・バイク参加者は150台以上のぼりました。

 

 

 

芝生広場横に整列した新旧のバイクたちが、会場を色鮮やかに彩ってくださいました。

 

 

こんな方もいらっしゃいましたね。

 

のりのりでコスプレされていました。

 

 

メグロ大集結

今回はメグロ Z 3が4台集結する!という事前情報があったためか、メグロで参加していただいた方が非常に多かったように思います。

その他にもZ5、6、7と、多数のメグロが会場に集まりました。

 

 

 

他にも希少な車両が多数集結し、エントラントの方の目を楽しませていました。

 

例えばこちらのネラカーは、1921年に製造された車両です。

 

つくばで開催されていたタイム・トンネルのオープニングランを走行したことがあるという、際立った歴史を持つ車両とのことでした。

こんな車両を、まさに手の届く距離で見ることができるのも、パイオニアランの大きな魅力の一つではないでしょうか。

 

 

パレードラン

今回も多数の方が出走していただきました。全部で50台以上の車両が、日光杉並木街道を駆け抜けていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

片道20km程度で、多少のアップダウンがあるルートです。

旧車、特に小排気量の車両にとっては厳しい部分もありますが、緑豊かな山林と田園風景が広がるなかを、幅広い年代のバイク達が一緒に走るというのは、このパイオニアランでしかできない体験だと思います。

 

 

 

 

 

途中オーバーヒート気味になったり、セッティング不調などで動けない、といった車両があったようですが、概ね皆さん無事会場に帰還できた模様でした。

大きな事故がなくパレードを終了できたことが何より嬉しく思います。

 

発動機の運転会

今年も発動機会の方々に参加いただきまして、たくさんの発動機が回転する音を聞かせてくださいました。

 

 

 

 

 

プレイベントについて

今年は2日連続開催と銘打って、土曜日も事前イベントを開催しました。

 

小規模な催しとなりましたが、12台程度の車両が集まりました。

木陰でゆったりとバイク談義にふけったり、昼食・ツーリングの事前確認などを行いました。

 

 

 

 

また事前宿泊も、遠方からいらっしゃった方には好評だったようで何よりです。

 

 

NS号の復元について

また令和元年は、パイオニアランジャパンにとっても意義ある年になりました。

島津楢蔵氏が、本邦初のモーターサイクルであるNS号を作ったのが、1909年(明治42年)です。それから110年経った本年。パイオニアランジャパンの「精神的支柱」でもある氏の偉業を後世に残すべく、NS号の復元に取り組むことになりました。

 

そう意味からも今年の参加記念品は、益子町の陶芸家 横尾聡氏に、NS号のエンジンレリーフを製作して頂きました。

直立の400cc、4ストロークエンジン。クランクケースには、”SHIMAZU’S MOTOR”の文字が刻まれています。

 

発起人の御一人であるジャーナリスト 山口宗久氏は、島津楢蔵氏の曾孫に当たる方です(写真中央)。

氏の所有する資料と、マロニエ オートストーリー代表の森敏享氏(写真右)、Pioneer Run Japan齋藤(写真左)が協力させて頂いて、NS号の復元を試みようというプロジェクトを、今回の開会式にて発表しました。

 

基本となる資料は写真のほか全くなく、完璧な復元は不可能と思われます。ですがPRJとしての精神的象徴でもあり、その姿を復元できればいいのではないか、という緩い所から始めたいと考えております。

つきましてはご協力賛同される方がおられましたら、是非応援をお願いします。

 


また『マツダの魂』という本の執筆者でもあるモータージャーナリストの中村尚樹氏も、島津楢蔵祥伝をカー雑誌mag-xに連載中です。そういった背景もありまして、今回のNS号復元を紹介、大きな期待を寄せて頂いております。

令和元年はNS号 復元元年でもあります。

 

 

まとめ

今回もパイオニアランを、大きな事故無く開催することができ、たくさんの人に楽しんで頂けました。本当にありがとうございました。

来年以降も引き続き継続し、旧車文化の一端を担う役割を果たしていきたいと思います。

引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。

 

追伸

ドローンによる空撮写真や、その他写真や動画が到着追加され次第、またレポートをアップデートしていきたいと思います。

 

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One Response to “2019年 第35回大会の様子

  • 齋藤康夫
    5年 ago

    ありがとう御座いました。天気といい 参加者の顔ぶれといい最高に楽しい内容でした。発動機もにぎやかでした。ただ ゆっくりと眺める方たちや また杉並木ツーリングに参加した方たちは 杉並木の中に入った瞬間・あの暑さを忘れるほどの清涼感には 皆さん大感激でした。コースにはトンネルもあり そこは冷蔵庫を思わせる涼しさでした。バラエティーに富んだコースは毎年のクセになりそうという人もいました。田園風景の中を走りながら ここに住みたいと思ったという人もいました。月光仮面の登場には コスプレのサプライズ。これも参加者の笑いを取っていました。いやぁ~楽しかったですね。また来年のパイオニアは更に充実した内容に盛り上げていきたいと思います。

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